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農園リストランテ

410.(子育てと離乳)親子分離で育てるか、母ヤギによる自然哺育にするか、迷っています

私は自然哺育中心で、一部に親子分離を含めているという感じで育てています 理由は単純 親子を完全に分離して哺育するだけの物理的な環境がないからということ、そして経営するレストランが開店している時間帯はどうしてもヤギたちに手をかけられないからです
正解はないので、なにを大事にして育てたいか、どういう環境や飼養の条件なのかによって決めれば良いと思います 親子分離哺育の方が管理的と云いますか、酪農家の方は大体このやり方です 産業性を重視し、大規模化も図れる方式です ヤギを個人で飼っておられる方はまずまず自然哺育でしょう
自然哺育はお母さんの飼養管理がよければ、子ヤギの発育では有利な面も多く、管理も楽です しかし、母ヤギの状態が悪いと、母乳の異常によって子ヤギが下痢を起こすことも多く、母ヤギの発情回帰や離乳のさせ易さも親子分離哺育には及びません なによりもヤギが人に馴致するのが人工哺育の魅力でしょう ただ、哺育する人間側に正しい知識とそれをきちんと遂行する力がないと、飲乳量が少なかったり、下痢や軟便になるなど、様々なトラブルが発生します
① 親子分離哺育(人工哺乳)のメリット
・母ヤギによる乳量格差がないので子ヤギの発育が一定になる(斉一性が高まる)
・子ヤギのルーメンの発達が早まり、飼料摂取も活発になる
・人間に馴致する(扱い易いヤギになる)
② デメリット
・哺乳のための朝夕の作業が増える
・代用乳やスターターの経費がかかる
・子ヤギ管理用に別のスペースが必要になる
・哺育側に知識や経験が必要になる
私は生後1-2週間を目処として、夜間だけの親子分離を行っています 朝は人工哺乳を行います また、専用の子育て部屋を設け、そこには親ヤギは侵入できないよう工夫しています 離乳時のスターターやプレミアム乾草はこの子育て部屋で給与するので、子ヤギが母ヤギに遠慮することなく食べられるわけです
いいとこどりのようであり、中途半端でもあり、是非みなさまもいろいろ試してみてください

<プレミアムチモシー>

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