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農園リストランテ

208.(栄誉管理) ヤギに食べさせてはいけない植物はどのようなものでしょうか? また、誤食を防ぐにはどうしたら良いですか?

ウェブで検索すると、いろいろ情報が得られますが、毒を持っている植物は、あげるときりがありません。
ヤギは、青草を食べるとき、ひとつひとつ嗅ぎ分けて食べます。
毒を持つ草はヤギにとってもまずいらしく、口にすることを避けますので、実際のところはそれほど神経質に考える必要はありません。
放牧場内にスイセンなどが自生していますが、除去したりせず、そのままにしています。とくに問題になったことはありません。
ただ、刈り取った青草をあげる場合、その中に混在したり、繋ぎ飼いのリードの範囲に毒草があったり、餌不足でお腹をすかせていると、誤食の可能性があります。誤食を避けるために、刈り取り場や繋留場の毒草を事前にチェックして、抜き取るようにします。
常緑の園芸樹木には有毒なものが多くありますので、行動範囲から取り除いておくと安心です。また、街路樹や垣根にも有毒な樹木があり、その枝葉がヤギのエサに混入しないように注意しましょう。
毒にあたると、元気がなくなり、口から泡を出したり緑色のかたまりを吐き出したりすることが多いようです。獣医さんに早目に診てもらいましょう。
ミルクや卵白、スポーツドリンクを飲ませることが応急処置となります。

また、もうひとつ怖いのが「硝酸体窒素(硝酸塩)中毒」です。
植物は栄養分の窒素を硝酸塩に変えて吸収して、成長します。堆肥(たいひ)などの窒素肥料を多給すると植物内に硝酸塩がたまり、濃度が上がります。この硝酸塩が動物の体内に入ると、健康に害を及ぼす物質に変化するのです。急性硝酸塩中毒は、ヤギや牛など胃を4つ持つ反すう動物に特徴的な症状と云われます。
2016年の冬に、佐賀市内の小学校で飼育していたヤギ3匹が亡くなった事故があります。原因は、餌の野菜くずに含まれていた硝酸塩の体内蓄積による中毒死でした。スーパーから譲ってもらった白菜やキャベツばかりを、数日間、大量に与えてしまったようです。
野菜(くず)は、おやつ程度に考えて与えてください。

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