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農園リストランテ

109.(飼養環境) ヤギが小屋の木壁などを齧ってしまいます

ヤギは、いろいろなことに興味を示す好奇心の強い動物です。
木の皮を齧って食べるなども食性もあるので、小屋の板木などをすり減らしてしまうこともあります。忌避剤などもあるかも知れませんが、却って危険でしょうから、そのままにしています。ペンキなどを塗る場合は、天然原料のものが良いでしょう。

むしろ、怖いのは、異物を摂取してしまうことです。
異物(ポリ袋、紙袋、合成テープ、ひもなど)を誤って食べてしまうと、胃から腸のどこかで詰まってガスが発生し、なにも食べず、座ったまま動けなくなります。紙類についても、多くは天然の植物繊維ではなく、有害物質を含む化学合成物質なので消化されません。
こうなりますと、数日で死んでしまうことがあり、手当の手段もありません。
ヤギの行動範囲に、このような異物を取り入れないことが非常に大事です。
気をつけているようでも、私たちの身の回りは、プラスチック製品などで溢れており、なにげなくヤギ牧場などに持ち込んで使ってしまうことがあります。
例えば、ここは寒冷地なので、井戸の水道管を凍結防止のために、保温材を巻き、その上をテープで固定しています。このままですと、ヤギたちがやってきて、バラバラにちぎって、呑み込んでしまう恐れがあります。そうならないよう、更にアルミテープで防護します。
小屋の隅に、交換用のモミガラを袋に入れて保管しています。この袋は丈夫ですが、使い込む内にほつれて穴が開きます。そこを強力な粘着テープでふさぎます。それを口の伸ばして引きはがします。首を伸ばしても届かない奥の奥に置く必要があります。
その他、なにかを縛るための麻縄や乾草ロールを保護しているビニール紐などなど。
きちんと意識していないと混入してしまうかも知れません。
もし電気コードがある場合は、口が届かないルートにしてください。感電してしまう恐れがあります。

聞き分けのない幼児のようですが、そのつもりでつきあってあげてください。

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