放牧に必要な広さは、生えている草の質や量にもよりますが。ヤギ1頭あたり1.33aが目安と云われています。1aとは、10m×10mの面積です。
周囲に巡らせる牧柵には、木や金網のフェンスで固定する場合と、電気柵で簡易に移動できるものがあります。
仔ヤギのときは、ほんの小さな隙間からもぐり出てしまうので注意が必要です。畑のいちごなどが見事に食べられてしまったことがあります。仔ヤギのときから、牧柵の外に勝手に出ることを覚えると、脱柵癖がついてしまいますので、まずは抜けだせない牧柵づくりが大事です。
脱柵癖のないヤギは、うっかり扉を閉め忘れるなどて、外に出てしまったときでも、遠くには行かず、その周りをうろうろしています。(でも、いちごは食べます)自分の行動範囲を馴致させることが大事に思えます。
ただ、雄ヤギに関しては、特に発情期はメスを求めて彷徨しますので、意識的に柵を跳び越えようとしますし、場合によっては破壊しようとします。頑丈で.1.5m以上の高さの柵が必要と云います。
金網で牧柵を巡らす場合、斜面部などでは金網を二重にして隙間を埋めようとすることがありますが、複雑に重なり合った狭い網目にヤギの足などがからまって抜けなくなり、骨折を起こすことがあります。危険部位となりますので、注意が必要です。
Copyright © 2016 Farmer's Ristorante herberry All Rights Reserved.