今日で11月も終わり。この日記を書くようになって4ヶ月になった。ほぼ日刊と名乗りながら、このところは週2-3回ペースの投稿になつている。起伏のない季節になっていくので、まあ、こんな感じでダラダラ続くんだろうと思う。
「日記」なのだから、日々の瞬間風速的な出来事を綴っていくことになる。細切れになった「主観」の連続体のようなもんだ。ひとつひとつは方向や内容がバラバラなつぶやきなんだ。それでもこれらを連ねてみると客観的な事実の陰影が見えてくるように思える。日々の暮らしの特徴や私という者の個性が浮かび上がってくる気がするのである。
「日記」に表される日々の出来事は、昨日や昨年とは大きな変哲のない暮らしのことのように思えるが、実はかなり違うのかも知れない。昨日と同じ今日はないし、昨年と同じ今年もない。
この夏は異常なほどの暑さと日照りだった。暑熱が柔らいだ頃、メッコが体調を崩し、2回も獣医の手にかかった。その治療の影響があるんだと思う。いまだに発情が来ない。ルナの妊娠を諦め、人工授精も2匹とも空振りした。こんな年は今まで確かにない。みなみな、初めてのことばかりだ。やはり、今年は妙な一年だったと断ぜざるを得ない。この異常が今年だけの特異ならものか、いや、これからも続いていくもので、つまりは異常なことが正常になっていく、その始まりのことなのかも知れない。
この確かだけれど、ささやかな変化に気づくのは、私が人工授精をしていることと大きく関係している。人工授精という技術はヤギのささいな変化に影響を受けやすい。自然交配ではオスヤギの存在があるため、キャパかあり、多少のことは呑み込んでしまえる。任せてしまえは良いことなので、飼い主がそこまで敏感になる必要がない。だから、殆どの方は気づいていないと思う。どうか、今年だけのものであって欲しいな、と切に思う。昨日や、昨年と同じ明日が来ないものかと願うのは無理なのだろうか。
今日のヤギ時間:トータル2時間30分
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