前回処置した人工授精の確認日。結論から言うと2匹やって2匹とも失敗、再授精ということになった。つまり、発情がまたやってきた。リンもいちぢくも。
私の人工授精での受胎率は1回目で95%なので、2匹とも失敗するのは非常に珍しい。なぜ上手くいかなかったのかはよく分からない。受胎の神秘と言えばそれまでだが、要するに注入した精子が卵子に出会わなかったわけだ。人工授精とは本来、オスの精子を採取することから始まるが、私のような立場になるとその精子を受け取ることがスタートである。やれることも限られており、1.精子を状態良く保管すること2.タイミングよく注入すること3.正しく注入すること の三つくらいではなかろうか。この中でもっとも肝心で難しいのは2.であって、上手くいかなかったのもそれ、つまり発情の見極めということに尽きると思う。
発情が確認されたのは今朝からで、前回の処置日から22日後である。21日後の昨日はなかったので、かなり安心していた。専門的であるが、この間隔で発情が来るのはおかしい。安心していた分、結構、ダメージがある。感覚的に1-2日ずれているのである。???。ホルモンの仕業にするしかないが、1匹ならともかく2匹ともなのだから、よく分からない。結局、受胎の神秘という振り出しに戻るのである。つくときはすんなりいくが、臍を曲げるとどうしたってつかない。今シーズンは臍を曲げさせてしまつたのだろうか。
発情がやってきたのだから、四の五の言うときではなく、ともかく再人工授精をしなければいけない。今度はついてくれよと祈りながら。
今日のヤギ時間:トータル3時間30分
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