この春の子ヤギの血統登録書が届いたので、藤里のSさんにお届けした。血統登録書は産出したところでしか申請できないので、私の仕事になる。おりしもA牧場のMさんも来ていた。種付けのため、一月ほどオスをレンタルすることになり、連れてきたのだという。
私たち3人はヤギを飼っていることくらいが共通点であり、しかしその目的ややり方、あるいは年齢、職業などの素性はずいぶん異なる。その違うばかりの3人が集まってヤギ談を始めると止まることを知らない。ヤギの為せる技だなあ。
目的ややり方が異なるだけに参考になる知識や工夫も多い。Sさんは比内地鶏も飼っているが、イタチにやられたことが一度もないそうだ。周りは大なり小なり被害があるそうで、ヤギがいるので寄ってこないとしか考えられないと言っていた。柿の木の柿も周りはみんなクマにやられているが、自分の土地の柿は大丈夫だという。クマ騒動では、私もさんざんヤギは大丈夫かと聞かれる。いい話を聞いた。Mさんは主には羊飼いである。ヤギを飼いはじめの頃はあまりにもヤンチャでいたずらばかりするので、ヤギはやめようかとも考えたそうだ。それが今では15匹ほどもいるという。本格的な飼養者のひとりである。多くの違いと、でも根っこはひとつ、誠に楽しいひとときだった。
今日は散髪にも行った。風邪をひいてから10日にもなるが、なかなか完全復調とは言えない。それでも、少しずつ身動きできるようになった。ぼちぼちやっていこう。
今日のヤギ時間：トータル2時間30分