今週はいくつかの大事な用事が重なり、しかもそういうときに限って別の用事も入り込んできて、さあ、どうしようかということになりそうである。ひとつは企業大学時代の4年に一度の同級会が30日にあって、その幹事であること。幹事だから全国からやってくる仲間や恩師を丁重にもてなさないといけない。もうひとつは年に2回ほど開催しているワイン講座を11/2に合宿形態でやることである。こちらは、まあ合宿先のワイナリーに身柄を預けるのだから、体だけ空けておけば良く、気楽である。問題は同窓会の方だな。幹事なので、受付や二次会の準備などいろいろあるのだか、最大の課題はその日に、あるいはその翌日にいちぢくとリンの発情が相次いで来そうなことである。人工授精の精子を受け取って、処置しないといけない。同窓会真っ最中の時間に重なる。体はひとつしかないから、物理的にはどう考えても無理。しかし、発情のタイミングを逃すことはできない。不幸中の幸いなのは、会場が牧場から車で15分ほどの近場であること。どうにかできないものか幹事仲間と相談している。
リンもメッコも、昨日から食欲がない。病変は感じないが、ちょっと気をつけて様子を見よう。メッコは柿の食べ過ぎがたたったのか、お腹が緩い。これもひどい状態ではないが、気をつけて観ていきたい。
一昨日試し作りした生クリームは無事ホイップできた。かなり濃厚で、でもさっぱりしている。遠心分離しているときのミルクは40℃に温めているが、それからとれた生クリームは冷蔵庫で落ち着かせるので、冷たくなって濃くなる。もっと薄くていいかなと思って試作した2回目であったが、さらに薄くていいな、そういう感じである。味は、かなり美味い。これは使える。課題は保存方法。一般に生クリームは冷凍できない。分離してしまうからである。あらかじめ用途を決めてホイップしたものを生地ごと冷凍保管するのが良いのだろうか。それとも冷凍にはこだわらず、使い道を拡大して冷蔵のうちに使い切ってしまうことを目標にしたら良いのだろうか。生クリームの副産物として生まれるローファットミルクをフリーズドライて粉化してスキムドミルクにできないか業者の方と調整している。こうしてみるとミルクの世界は広い。しかも、それは日本の食文化に溜まったノウハウではないので、ひとつひとつが目新しい。課題も多いが、楽しいことは間違いないのである。
今日のヤギ時間：トータル3時間