ヤギバターさんが主催する「三種の秋を味わう一日」というイベントが今日開かれた。ギリギリのアウトかセーフかという際どい天候であったが、すこぶる盛況のようだった。さすが！ここに、ヤギミルクで作ったプリンを販売したいということだったので制作支援したが、好評で開始後10分で売れ切れてしまったそうだ。なによりでした。
今日は生クリームの2回目の実験。遠心分離機の使用によって生クリームが精製できることは分かったので、①ホイップしてスイーツ利用できるか、②今後定期的に作業するとして、どうすれば効率的にできるか、の2点が主眼である。20kgのミルクから1kgの生クリームを精製し、かかった時間は約3時間。準備や遠心分離機の分解、洗浄、再組み立ても含むが、かなら大変な作業であり、負荷の軽減を考えないと長続きしなそうだ。ただ、時間の短縮に目が行って、衛生がないがしろになってはならない。鼻歌混じりでやれる程度の負荷にしたい。ミルクの温度を40℃ほどに温める必要性もよく分かった。やっぱり温度は大事だなあ。「慣れ」も大事だが、道具を揃えることを含めて検討しよう。スイーツへの応用のことは明日にいろいろ試してみようと思う。
もうひとつ大事なこと。成分調査のことである。原乳A、ローファットミルクB、生クリームCのそれぞれの検体をとったので、専門のところで調べてもらおう。今週中には結果が出るだろう。特にそれぞれの脂肪率が、どう変化しているか楽しみである。
人工授精で使う種オスの精液配布を申請した。カタログで血統やこのオスに関わるメス（つまり、母や娘）の泌乳量などを見て、どのオスをどの子につけるか決めていく。ポジティブな印象の作業ではないが、遠からず人間の世界もこうなるかも知れないなあなどと思うのであった。
今日のヤギ時間：トータル4時間30分