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農園リストランテ

25.10.21 ヤギバターの試食

生クリームづくりに気を良くして、石鹸をいよいよ作ろうと思ったか、これはこれで抑えなきゃいけない問題がある。レシピなどは難しくないので、コツさえ覚えればやれると思っている。ただ、いかんせん時間がかかるのである。まず苛性ソーダ液をつくって、これと油と混ぜ合わせる。ここで大事なことが苛性ソーダ液と油との温度を40℃程度で合致させることである。私はBonQという低温調理器を利用しようと思っている。これを使えば、誤差なく合わせることができる。ただ、6時間程度はかけたい。苛性ソーダ液と油を合わせたら16-24時間、発砲スチロールの箱の中で保温する。カスダードクリームのようにとろとろになったら、型に流し込む。また、1-2日程度おいて、固まってきたら型から取り出して、数ヶ月熟成する。簡単でしょ。ずっと見張ってなきゃいけないわけでもない。要所のタイミングでちょっとした作業すれば済む。問題はこのちょっとした作業を要所のタイミングで行わなきゃならないことである。つまり、そのとき身柄が石鹸のそばにいないといけない。ポツポツと外出の用事が入るので、そういう用事が要所のタイミングにあたらないよう作り始める日を決めないといけない。
これがなかなか大変です。予定表をみてみよう。
今日はとある会の懇談会があって出席した。まあ、懇談会という名の飲み会である。酩酊。この会の発足には私が関わっているのだが、もう15年になった。農家の方がほとんどで、みな、元気。クマの話題などに話しが咲いた。楽しい会だった。
ヤギバターさんにお渡しした生クリームは即効でバターになった。20分ほど振り続けバターとミルクに分離。ミルクを取り出して水で洗い流して水気をとると真っ白なヤギバターの完成だ。370gもできたそうだ。別の見方からすると15kgを超えるミルクを使って、「だった370gしか」できない、とも言える。半分お裾分けいただいたので、ありがたく試食した。美味いバターというより、体に優しいバターという表現になるだろう。私の店で使うバターを全部ヤギの自家製にする手はあるな、と思う。クロワッサンを焼いてみよう。
今日のヤギ時間:トータル3時間

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