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農園リストランテ

25.09.29 ヤギバターの実験3

女子ラグビーワールドカップの決勝が行われ、イングランドがカナダを下して優勝した。聖地・トゥイッケナムに8万の観客を集めての熱戦だった。やっぱりスクラムはラグビーの原点だな、そういうことをあらためて感じた一戦だった。私はバレーボールや卓球では女子の試合をよく観る。単発で終わってしまう男子に比べてラリーが続くので面白い。ラグビーにもそういう時代が来るのかも知れない。
ヤギミルクの半強制分離は静置して二日経ったが、期待した結果は出ていない。表面に浮かぶようにしてできた粘膜状のクリームを舐めてみると相当美味しい。が、この量ではいかんともしがたい。明日以降に分離が進むなら、それはやはり劣化の証に思える。それからバターができたとしても個人での利用ならともかく、レストランでお出しはできまい。ただ、このまま引き下がるのも癪である。自然分離と半強制分離が不首尾なら、残るのは強制分離である。この遠心分離による分離について、少し勉強してどうやれば現実のものになるか考えたい。どうやらミルクを分離させるためには10,000rpm以上の回転数が必要らしい。洗濯脱水機の10倍もするから凄いことである。やはりどうしても専用の機材が必要なんだろうか。私はこういう事態になると「そもそも」を考えてしまう悪い癖がある。そもそもバターの起源ってなんだろうか、ということである。遠心分離機も衛生法もない古代にバターは生まれている。今からすると随分乱暴な方法である。確実に、効率よく、衛生に食品を加工するためにさまざまな機械が開発された。10,000rpmなんてあの当時は考えもつかなかったろう。でも人はバターを作った、ならば、、、なんてことを思ってしまうのである。こうして蘊蓄ばかりになって一向に前に進まない。誠にごめんなさい。
だが、ここまで繰り返し実験したので、いろいろなことも分かった。この牧場のヤギミルクの品質に自信を持てたし、冷凍による濃縮方法やそれでも味わいなどにまったく遜色ないことが分かった。いずれもポジティブにとらえたい。前に行こう。
今日のヤギ時間:トータル4時間30分

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