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農園リストランテ

25.09.22 学生、ヤギを飼う?2

雲ひとつない秋晴れとはこのことだろう、そんな日中であった。ヤギたちものんびりムード。昼と夜の寒暖差がかなりあるのて体調管理には気を使う。昨日のお団子ウンチも腹冷えによるものかも知れない。
今日は国勢調査の準備に勤しんだ。実は昨日の夕方、数軒まわっただけで断念した。これは段取り八部の世界だなと気づいたので、その八部を行った。明日から再開しよう。
さて、学生がヤギを飼うことについて考えたい。
小学校でヤギを飼う輪が広がっている。ゲーム時代の子どもに現実社会の手触りを教えたり、いわゆる情操教育のためにヤギは最高の教材らしい。私も近所の小学校長にかけ合ったことがあるが、担当の教員が名乗り出るかどうかという問題などがあり、現実的にはなかなか難しい。ヤギ側から働きかけるのではなく、その気のある小学校からのアクセスを待つしかないのだろうか。
Uさんは大学生だが、「ヤギを飼う」ことは今のところUさん個人の域を出ておらず、大学そのものの腰は重そうである。小学生でも大学生でもそれを取り巻いているのは現役世代の(常識ある)大人たちであるが、ヤギなどの命に囲まれて幼少期を過ごした方は少ないだろう。ヤギを飼う、すなわち命を預かることを必要以上に重たく感じてほしくはないのだが。人間が人間以外を排除した社会にだけ身を置いて、触れ合うのはせいぜい金魚や犬や猫だけ。「命や死」に向き合うことのないまま、成長し老いていくことは人間が若いうちに学ばなければならない最も大事なことを放棄することではないかという気がする。
だから、Uさんには頑張ってほしい。
学生がヤギを飼えば、人間とヤギとの関係に一石が投じられる、これは確かに言えると思う。しがらみがなくて自由だからである。乳や肉や毛皮といつた産業に縛られない視点でヤギを見ることができる。例えば、空を飛びたい、と言ったり。そういう発想が、やがては新しい需要を築き、新しいヤギの可能性を広げていくんだろうと思う。
いかにして仲間を広げていけるか。学生だけでなく、大学の事務局や教授までを巻き込んで仲間にしていけるか、が鍵ですね。もし「大学側と話しはついたので、チームに講話しに来てください」というような依頼が来たら、どんなに嬉しいだろう、と夢想するのであった。
今日のヤギ時間:トータル3時間30分

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