オスの子ヤギの去勢手術を行なった。生後3ヶ月を過ぎているので外科処置が必要になり、獣医さんに来ていただいた。私が行う場合は生後1ヶ月の時点でリング法でやる。輪ゴムで睾丸を縛りつけ、壊死させる方法である。羊の断尾で使うイラストレーターという器具と専用の輪ゴムを使う。このとき睾丸を2個とも括ったことを確認していなかった。そのことに最近になって気づいたのは、ことさらに迂闊だった。
来ていただいたのはかかりつけのS先生ではなくO先生。牛の専門医の方である。外科の処置が必要なときはS先生経由でお願いしている。牛も山羊も反芻動物なので、生理に共通するものが多い。近代的なヤギの飼育法は牛を範とし、牛とヤギとの違いを見定めるやり方をとっているように、私には見える。こういうときに失礼とは思いながら、日頃疑問に感じていることを矢継ぎ早に質問した。牛の場合は、、、という前提条件つきながら、すべて回答いただいた。スッキリ。
私はヤギ小屋にモミガラを敷いているが、手術した傷口からこれが入って化膿などすると厄介である、モミガラの上に大量の干し草を敷き詰める。手術はつつがなく終わり、数日は個室に隔離して経過をみる。
去勢したオスは尿道結石に罹りやすいと言われる。去勢によってオスのホルモンが抑えられる。つまり、オチンチンが大きく育たないので、尿道も細いままになり、石が詰まり易い体質になるということである。生後1ヶ月、というのは尿道の生育を待つという意味合いらしい。結石を防ぐ成分を配合した鉱塩などもあるようだが、濃厚飼料を控え、水を十分に飲ませることが基本である。怖い病気なので、症状が疑われたら、素人判断せず獣医に相談してください。
このオスの去勢に私は失敗してしまったが、生後3ヶ月過ぎまで「玉つき」で成長した。この間、チンチンも順調に育ったろう。結石にはならないで済むかな。そうなら、これはこれで幸いなことだ。
さて、しつこくフン拾いの話をしよう。雨の日はパドックのフン拾いはできない。ヤギ小屋は室内なので雨の影響はなく、一年365日拾い続けている。雨が続くと屋外のフンは溜まり続ける。雨上がりの日は、だから忙しい。熊手を使ってかき集めたりする。掃除後のスッキリ感はなかなかなものである。
夜半の雨も上がって、今日は良い天気だった。レストランもひと段落し、このところの忙しさにかまけて、出来ていなかったことをまとめてやった。ああ、スッキリ!
今日のヤギ時間:トータル9時間30分
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