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農園リストランテ

2025.08.12 勝手に乾乳

メッコ。Mワイナリーさんに行く子ヤギの母親である。変わった響きの名前に聞こえるかもしれないが、この子の母ヤギはマリ。「マリメッコ」から命名した。
一般論を話すと、子ヤギは成長につれ、いろいろなものを口にするようになる。生後2ヶ月で離乳できる。母ヤギと一緒だと2ヶ月以降もおっぱいを飲むが、依存しなくなる。大きくなるに従い、ズンズンと下から突っつくようにして吸いつくので母ヤギも嫌なのだろう。赤ちゃんヤギの頃はじっとして飲ませていたのに、そそくさと避けるようにして立ち去ってしまう。
こうなるとヤギのお乳はいっとき余り、やがておっぱいを出すことをやめてしまう。私はこれを「勝手に乾乳」と呼んでいる。飼い主の意向とは関係なく辞めてしてしまうからである。ミルクを搾りたくてお産したのに、勝手に乾乳されては困る。頃合いを見て、子ヤギが飲み残したミルクを手で搾る。こうするとこの「搾る」と刺激によって泌乳し続ける。
まさしくメッコはそういう状態だった。日に一度余ったミルクを搾っていただいていた。昨晩搾ったとき、随分張ってきていることに気づいた。子ヤギの飲む量がますます減ったのだろう。日に一度の搾乳では追いつかないかも知れない、明日からは朝と夕の2回搾りにしようと思った。読みは当たって朝すでにお乳が張ってパンパンだ。むっ、これはまずい、張りすぎて搾れない。いつもなら5分で搾れるものを、大汗かきながら小1時間もかけて行なった。
私もそうだが、これにはメッコも参ったろう。ご苦労さんでした。完璧に搾り切ったので夕方の搾乳は楽だった。が、今度はなぜか真上にお乳が噴射する。???、一体どうなっているんだろう。
(解説)お乳がパンパンに張るとミルクを搾れなくなります。パンパンに膨らんだ風船が掴みづらいのと同じで、乳房を掴むことができないので、搾れないのです。こういうときでも、そのまま放置すると乳房炎に罹る恐れがあるので、どうしても搾ってあげないといけません。乳首をつまむようにして、少しずつ少しずつ、ミルクを搾っていきます。果てしない時間がかかります。こういう事態を避けるためには、お乳が張り過ぎない間隔で搾るように心がけることです。メッコの場合、日に二度という読みは当たりましたが、今日の早朝に行うべきでした。そこまでは、なかなか読む切れなかったということです。私が、春から秋まで日に2回朝夕と搾る理由は以上のためで、搾乳間隔は人の都合よりもヤギの事情で決まります。寒くなって乳量が落ち出したら日に一度でも大丈夫になります。
乳量が多いヤギはお乳がすぐに張ってしまいます。そういうヤギをお持ちの方はご注意を。
今日のヤギ時間:トータル5時間

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